基本工作で作るHGUCサザビー 塗装編7.「メイン以外の色を塗っていく・その1(本体の黒いパーツ・関節・バーニアの塗装)」

基本工作で作るHGUCサザビー
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工作編1.「パーツの切り出しとゲートの処理」
工作編2.「スナップフィットの処理」
工作編3.「表面処理で使う工具・一覧レビュー」
工作編4.「表面処理・その1(基本的なペーパーがけ)」
工作編5.「表面処理・その2(合わせ目消し)」
工作編6.「表面処理・その3(ABS製パーツの処理、その他)」
工作編7.「やさしめディテールアップ加工・その1(簡単な削り込み)」
工作編8.「やさしめディテールアップ加工・その2(ノミを使った彫り込み)」
工作編9.「やさしめディテールアップ加工・その3(プラ材を使った改修)」
塗装編1.「塗装の準備~塗装道具を一覧で紹介」
塗装編2.「水性ホビーカラー筆塗りの基本と下地塗装」
塗装編3.「アクリジョン ベースカラー筆塗りでABSパーツの下地塗装」
塗装編4.「再度の仮組みと塗り残しチェック」
塗装編5.「水性ホビーカラー筆塗りで黒立ち上げ・2色目以降の重ね塗り」
塗装編6.「ハイライト・シャドウの描き込みとドライブラシによる筆ムラの馴染ませ」
塗装編7.「メイン以外の色を塗っていく・その1(本体の黒いパーツ・関節・バーニアの塗装)」
塗装編8.「メイン以外の色を塗っていく・その2(動力パイプ等の黄色・ビームライフル等武器類の塗装)」
塗装編9.「細部の塗装・その1(はみ出しの修正、ファンネル・バーニアの塗り足し)」
塗装編10.「細部の塗装・その2(シールド・ビームライフルの塗り足し、塗装で表現するモノアイとセンサー)」
塗装編11.「シールの扱いと筆でのタッチアップ」
完成品ギャラリー

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前回までで外装の赤いパーツが塗り終わったので、今回はそれ以外の色のパーツ…本体の黒色部分などを塗っていきますよ。
メインの赤色は黒立ち上げからの重ね塗りで仕上げているので、その他の部分もそれなりに色の塗り重ねをして単調にならないように気を付けてみたいと思います。

MS本体の黒色装甲パーツ

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写真は胴体に使われる黒で塗装するパーツです。
既にレッドブラウンで一層だけ薄く下地塗装をしてありますが、先に塗装を終えた赤色パーツを塗るときに一緒に組み合わされていたので、ドライブラシの赤がはみ出して一部が赤くなっていますね。
ここから適当に何色か上塗りを繰り返して、最終的には「黒に近いグレー」を目指したいと思います。
黒いパーツだからと言って「純粋な黒」で塗ってしまうと、そのパーツにはそれ以上の色の諧調や変化が感じられなくなってしまい仕上がりも単調になってしまうので、「黒を黒で塗らない」ということは、塗装の考え方として割と重要なことだと思いますよ。

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なお、胴体部分のパーツでは塗装前の写真が残っていなかったので、参考までにシールドのパーツの写真を持って来ました。
こちらは塗装前のプラ地です。
400番のペーパーで表面処理をして、パーツを洗浄した状態。
これまでと同様、サーフェイサーは使わずプラ地に直接塗装をしていきます。

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一層目のレッドブラウンを塗りました。
隠ぺい力の高い色ですが、しっかりと希釈してこれくらい下地を透けさせながら薄く薄くを心がけて塗っていきます。
さて、次からは胴体のパーツで塗装の手順を見ていきましょう。

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胴体のパーツに戻ってきました。
こちらは二色目としてパープルにフラットベースを添加して上塗りした状態。
これ以降、基本的に塗料には水性ホビーカラーのフラットベースを加えて、しっとりとしたつや消しで塗装を進めていきます。
このパープルもこれまでの基本塗装と同様、「1/2うすめ液」(水性ホビーカラーの純正うすめ液を水道水で二倍に割ったもの)で2.5倍(塗料:1/2うすめ液=1:1.5)を目安に希釈しているので結構な薄塗りとなっていますが、この色の隠ぺい力はなかなか高いようで全体がかなり紫色に染まりました。
こうして見ると、パープルは元々色の中に白の成分が混ぜられているのでしょうか。
やはり白や黒が混ぜられた色は隠ぺい力が高くなる傾向がありますね。

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胴体パーツに加えて、ランドセル(バックパック)、ファンネルコンテナ、プロペラントタンクといった同色の部位を塗装して組み合わせた状態。
レッドブラウンからパープルの重ね塗りで2層を塗っているのは他のパーツも同様です。
ここから更に塗り足しを加えていきます。

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3色目としてミドルストーンを上塗りした状態。
下のパープルが透けているので濁った黄土色というか、何とも形容し難い微妙な色になっていますね。
少し汚らしくも見えてしまうので、重ね塗りが前提でなければ不安になるような色味ですが、このパーツは最終目標が黒に近いグレーという非常に暗い色なので、途中で重ね塗りする色の色味や発色などはあまり気にする必要はありません。
むしろ、様々な色を経由したほうが色味が単調にならなくて良いと思います。

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4色目、ワインレッド(マルーン)を上塗り。
前のミドルストーンが割と明るい色だったこともあり、良い雰囲気の赤色に染まってくれました。
塗膜も程よく塗り重ねられ、下地のプラも殆ど隠ぺいできた(光が透けなくなった)と思うので、次からはそろそろ黒系に近い色を塗って色味を仕上げていきたいと思います。

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5色目はネイビーブルー。
かなり紺から黒に近い青ですが、青系の暗色としてはまだ明度が高い方です。
写真ではやや緑がかって見えていますね。
ファンネルコンテナやプロペラントタンクの部分が胴体よりも薄塗りになってしまったのでかなり下地の赤色が透けていますが、今回はこの後もまだ重ね塗りを繰り返すので、ここでは深追いをせずに次に進もうと思います。

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6色目、RLM74 グレーグリーン。
やや緑がかったグレーですが、割と雰囲気良く色がまとまった気がしますね。
黒色パーツの塗装をグレー寄りで考えるなら、この段階を基準にしてしまうのも良いかもしれません。
が、実際に赤色部分と合わせてみないと最終的にどんなイメージになるかが分からないので、色についてはもう少し検討をしようと思います。

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こちらはまた別パーツの例になりますが、塗装中のシールド。
赤部分は本体同様にドライブラシまで塗装が終了していて、中央の黒い部分を胴体と同時進行で重ね塗りしています。
グレーグリーンまで塗装した中央パーツですが、赤色の部分と組み合わせてみるとやはりもう少し黒に振った方が良い気がしますね。
ということで、ここではもう少し塗り重ねです。

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塗装の最終段階として、ここではまたドライブラシ。
ミッドナイトブルーを全体に叩きつけるように塗りました。
下地のグレーをほんの少しは残すようにしたつもりなのですが、仕上がりはほとんど塗りつぶしに近かったかもしれません。
ただ、それなりに重ね塗りを繰り返してはきたので、微妙な下地の透けが組み合わさることで単色ベタ塗りとは違う色の深みが出ている(といいな…汗)と思います。
黒いパーツはここまでで塗装の終了としましょう。

このパーツはドライブラシを含め、ここまでで7層の重ね塗り。
塗膜は薄く仕上げた方が良いという考え方もありますが、塗膜が厚くなることには下地のプラスチックを光が透過しなくなるという効果があり、管理人のようなサフを吹かない制作スタイルの場合、ある程度の塗膜の厚みは必要だと考えています。
(もちろん、ボッテリと厚塗りして良いという意味ではありません。
重ね塗りを繰り返す前提だからこそ、一回一回の塗膜は極力薄く、塗料は自分が扱い切れるギリギリまで薄く希釈する必要があります。)

外装以外の黒色パーツ

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上の写真は黒色パーツを塗装中の写真。(黒いパーツとしてはこの他にシールドのパーツもあります)
レッドブラウン、パープルまでの塗装は外装黒パーツと同じ手順で塗装しましたが、写真のように一部のパーツは3色目以降を塗っていません。
色の変化を付けたいというのも理由の一つですが、同時に塗装の省力化も兼ねていますね(汗)。
ここではそれらのパーツの塗装を見ていきましょう。

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二色目のパープルまでを塗って途中の重ね塗りを省いたパーツですが、特に写真左側にあるファンネルコンテナの内部は形状がかなり細かく塗装が非常に大変です。
平筆で一気に塗ることは不可能なので、面相筆の穂先で少しずつ塗っていくことになりますが、時間もかかって大変な上に完成後はあまり目立たない…という部分なので、少しでも手間を省きたい部分ですね…

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一つ前の写真の状態からネイビーブルーを上塗りしたもの。
ワインレッドが下地になるその他の外装パーツとは違って、写真右側のパーツ群はパープルが下地になるので塗装の発色具合もかなり異なって見えますね。
同じ塗料、同じ色、同じ希釈率であっても、色というのは下地によって見え方が全く異なるので、実際の塗装ではこのような差が生まれます。
パープルとネイビブルーが青系同士で上手く調和して、なかなか良い雰囲気で若干青みがかったグレーが発色してくれたのではないでしょうか。
重ね塗りの回数が少ないので先の7層重ね塗りした外装パーツほど塗装に”味”はありませんが、完成後にほどんど見えなくなる部分としてはこれで充分でしょう。
ということで、この部分はこれで完了です。

ABS製の関節パーツ

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HGUCサザビーは関節部にABS樹脂製のパーツが使用されていますが、ABSは通常のプラモデル用塗料を使用すると溶剤の浸透により割れが発生することがある、とされています。
今回の制作でも、大事を取って早い段階でABS製のパーツにはアクリジョン ベースカラーで下塗りをしておきました。
(アクリジョンはABSにも問題なく使用できると明記されている塗料です。)
アクリジョン ベースグリーンを薄く2度塗りした後、レッドブラウンを2層ほど重ね塗りして下地の色を覆いつくしています。
本体の赤系塗装の際に赤い外装等のパーツと組み合わされていたので、ドライブラシのはみ出しで一部が赤く染まっていますね。
今回はここから塗り足しをして、関節としての色を出していきます。

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ネイビーブルーを上塗り。

なかなか良い感じではないでしょうか。
関節部としてはこれで終了にしても良い気がしますね。
実際の塗膜としては、アクリジョン ベースカラーが2層、レッドブラウンが2層、ネイビーブルーが1層なので計5層の塗膜です。
関節部分はあまり厚塗りにすると可動クリアランスやパーツのはめ込みに影響するという問題もありますので、今回もほどほどにしておきましょう。
下地のレッドブラウンが少し透けていますが、それほど違和感はないと思います。

ホコリが混入…

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と、次のパーツに行く前にここでホコリの混入を発見してしまいました。
こちらは同じくABS製のパーツで、肩関節の内部ですね。
写真で正面に写っている部分で、ハッキリとホコリを巻き込んでいるのが分かるでしょうか。

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ホコリの対処としては、より厳密にやるなら目の細かいペーパーで削り取ることになりますが、今回はよりお手軽なアートナイフプロを使用しました。
曲線刃の刃先でホコリを巻き込んだ箇所を慎重に削り取ります。
もちろん、塗膜は完全に乾燥していることが前提ですよ。
塗装中にホコリを発見した場合、その場でピンセットで取り除くことができなければ、先ずは一旦乾燥させてからの対処をしていくことが重要です。

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塗膜表面ごと、ホコリを削り取った状態。
削った個所は下地に塗ってあるアクリジョン ベースグリーンの明るい緑が見えていますね。
ここからもう一度ネイビーブルーをリタッチして仕上げます。

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傷の部分を中心にネイビーブルーを上塗り。
こちらは塗った直後の状態です。
まずは焦らず乾燥させましょう。

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塗料が乾燥すると、下地の傷が少し透けて見えてきましたね。
ここはもう少しの重ね塗りが必要です。

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ということで、ネイビーブルーを二度目のリタッチ。
少し良くはなりましたが、まだ透けはあります。
もう少しという感じですね。

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3度目のリタッチ。
今回は2度目までよりも少し濃い目の希釈で塗っています。
完全に平滑ではありませんが、違和感はかなり少なくなったのではないでしょうか。
このくらいなら、完成後に見ればほとんど気にならない程度だと思います。
ということで、このパーツも終了。

バーニアのパーツ

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続いて、バーニア(ロケットの噴射ノズル)のパーツです。
このパーツは成形色では黒一色ですが、設定ではノズルの内側が黄色系の色で塗装されていることになっています。
細かい上に数も多くて大変なのですが、内部の塗り分けも含めて塗装工程を見ていきましょう。

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一色目はミドルストーン。
黒の成形色にサフレスで黄色という、塗料の隠ぺい力を考えるとかなりの悪条件ですが、ここでも基本に忠実に地道に塗装をしていきましょう。
2.5倍に希釈した塗料を薄く一度塗りしたのが上の写真の状態です。
かなり下地の透けがありますが、焦らずに薄く塗膜を重ねることが重要です。
(ただし、ミドルストーンは普通の黄色よりは隠ぺい力のある色です。)

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別のバーニアパーツ。
キットの状態でもノズルの内側にも細かな彫刻が入っているので、塗装の際は手間がかかりますね。
平筆だけでなく面相筆も併用して、厚塗りにならないように気を付けながら少しずつ色を付けていきましょう。

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ノズルの内側は細かい上に入り組んでいるので、筆の穂先に含ませた塗料が多すぎると、塗料の垂れや泡立ちが容易に発生します。
乾燥前なら筆で多すぎる塗料を吸い取って修正することもできますが、普段の塗装以上に穂先の塗料の量の管理には気を遣った方が良いでしょう。
(キムワイプを使って穂先の塗料を充分に減らしてからパーツの塗装に入りましょう。)

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二色目はウッドブラウン、明るめの茶色ですね。
割と色が乗ってきたようにも見えますが、まだまだ透けはあります。
焦らずに乾燥を待ち、次の色へ進みましょう。

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3色目、ワインレッド(マルーン)。
本体の塗装などでも今回かなり多用している色です。
かなり塗料の色が発色してきた感じがありますね。
もちろん薄塗りを繰り返しているのは同じですよ。

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次に、ここでもう一度ミドルストーン。
これはバーニアの内側と外側での塗り分けのためなので、内側だけを塗るようにします。
暗い色や濃い色の上に黄色を発色させるのは大変なので、早めに下地の準備をしておくと作業がスムーズに進みますね。
この段階ではやはりかなり下地の透けがありますが、乾燥させてからもう一度塗り重ねましょう。

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ノズルの内側にだけ、ミドルストーンをもう一度塗りました。
下地の透けもほぼなくなり、かなり黄色に近い色が発色しましたね。
また、下の色が透けたとしてもワインレッドなので、黒の成形色がそのまま透けるような違和感はないと思います。
ミドルストーンは黄色としてはかなり彩度が低いので、最終的にはもう少し色味を調節した方が良いかもしれませんが、とりあえずここでは一区切りとし、ノズル外側を塗り上げてバーニアの塗装を仕上げていこうと思います。

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次はバーニアの外側を塗っていきますが、ここでは内側のミドルストーン部分になるべくはみ出さないように塗っていきたいので面相筆で細かく塗るようにしています。
(はみ出したとしても後で修正すれば良いんですけどね。)

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パーツの外側をネイビーブルーで塗った状態。
重ね塗りの色としては4色目ですね。
内側との塗り分けもでき、良い感じに仕上がったのではないでしょうか。

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別のバーニアパーツ。
こうして見ると、やはりノズル内側の黄色が地味すぎる(彩度が低すぎる)気もしますが、それは必要なら後で修正することにします。
とりあえず、バーニアパーツの塗装もここで終了としましょう。

(参考リンク)
セーブル長峰 No.1|画材・文具雑貨の通販 Toolswebshop/cotoramonora

おしまい

赤色の外装パーツが塗り終わり、残す塗装もあと少し…と思いきや意外と量がありましたね。
今回の内容は「その他の塗装」としてまとめるつもりだったのですが、記事の量が多くなりすぎたので次回の記事と分割しています(汗)。
重ね塗りの回数が多いのも記事が長くなる原因かもしれませんが、コテコテの重ね塗りで仕上げた模型には手間をかけただけの”味”が生まれますので、黒など重ね塗りの効果が分かりづらい色でもどしどし塗り込んでいきますよ。

一応、次回の記事で各パーツの塗装作業は大まかには終了となります!

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工作編1.「パーツの切り出しとゲートの処理」
工作編2.「スナップフィットの処理」
工作編3.「表面処理で使う工具・一覧レビュー」
工作編4.「表面処理・その1(基本的なペーパーがけ)」
工作編5.「表面処理・その2(合わせ目消し)」
工作編6.「表面処理・その3(ABS製パーツの処理、その他)」
工作編7.「やさしめディテールアップ加工・その1(簡単な削り込み)」
工作編8.「やさしめディテールアップ加工・その2(ノミを使った彫り込み)」
工作編9.「やさしめディテールアップ加工・その3(プラ材を使った改修)」
塗装編1.「塗装の準備~塗装道具を一覧で紹介」
塗装編2.「水性ホビーカラー筆塗りの基本と下地塗装」
塗装編3.「アクリジョン ベースカラー筆塗りでABSパーツの下地塗装」
塗装編4.「再度の仮組みと塗り残しチェック」
塗装編5.「水性ホビーカラー筆塗りで黒立ち上げ・2色目以降の重ね塗り」
塗装編6.「ハイライト・シャドウの描き込みとドライブラシによる筆ムラの馴染ませ」
塗装編7.「メイン以外の色を塗っていく・その1(本体の黒いパーツ・関節・バーニアの塗装)」
塗装編8.「メイン以外の色を塗っていく・その2(動力パイプ等の黄色・ビームライフル等武器類の塗装)」
塗装編9.「細部の塗装・その1(はみ出しの修正、ファンネル・バーニアの塗り足し)」
塗装編10.「細部の塗装・その2(シールド・ビームライフルの塗り足し、塗装で表現するモノアイとセンサー)」
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