ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム (ライトパッケージVer.) ランナー紹介

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新ブランド・エントリーグレードから初代ガンダムが登場しました。
ガンダム本体はガンダムベース東京・福岡で先行販売されていたキットと同一のもののようです。
先行販売版から武器(ビームライフル・シールド)を抜いて、ビニール袋のパッケージに変更したものが一般販売分の「ライトパッケージVer.」となるようですね。
”次世代のファーストガンプラ”(←公式のキャッチコピー)の実力や如何に…
店頭で早速入手してきたので、まずこのページではランナーから見ていきましょう。

ENTRY GRADE ガンダム、ランナー紹介

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ランナーは2枚。
全67パーツとのことです。(公式HPより)

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Aランナー。
多色成型で白以外のパーツがここに含まれています。
一枚のランナーが4つに分けられていて、A1からA4までのランナー番号が振られていますね。
インスト(説明書)の素材表記は全てPSで同じになっていますが、関節部に使われるグレーのパーツは柔らかく粘りのある感触になっています。
この柔らかいプラによってポリキャップなしでの関節可動が実現されています。

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Bランナー、白いパーツが含まれます。
Aランナーと同様、一枚のランナーがB1からB4までに区分けされていますね。
Aランナーもそうなのですが、組み立て時にパーツを探しやすいように部位ごとにまとまったランナー配置になっているそうです。
キット自体のパーツ数も多くないので、確かに目的のパーツを迷わず見つけることができそうですね…!

ENTRY GRADE ガンダム、内容物

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ランナーは2枚、あとはインスト(説明書)だけで、シールやポリキャップはありません。
潔いほどシンプルな構成です。

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インストには「ガンダムって何?」というコーナーが(!)
このキットで始めてガンダムというもの自体に触れる人も対象にしているのでしょうね。

タッチゲートについて

このキットの大きな特徴「タッチゲート」、道具を使わずにランナーからパーツを取り外すことができる設計ということですが…
確かにゲートの構造は一般的なプラモデルとは異なっています。

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パーツとランナーの境目が恐ろしく細い…
というか、普通のプラモデルのランナー構成を見慣れた目からするとゲート自体が無いように見えます。
パーツを手で持ってグリグリすると、この超細い境目の部分(タッチゲート)がねじ切れてパーツがランナーから取り外される構造です。

初心者向けに間口を広げるには素晴らしいシステムとは思いますが、工作や塗装をこなすモデラー諸氏にとってはパーツがえぐれないか心配になってしまうものだと思います。
管理人も工具を使わずにパーツをランナーから外すのは抵抗がありましたが、タッチゲートの感触を確かめるべく「敢えて」手だけでもやってみました。
次の写真を見て下さい。

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画像の四角で囲った部分がタッチゲートを「手で」外した部分です。
色の関係で見えづらいかもしれませんが、パーツ側にほんの少しゲート跡が残っています。
これなら表面処理の一環としてヤスリがけをすれば問題ない範囲でしょうか。
とは言え、やりようによってはパーツ側にキズが入りそうで安心できませんね…
そこで、やはりきちんと工具を使ってパーツを切り出してみました。

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上の画像は一般的なプラモデルと同様にニッパーを使って切り出したパーツです。
(使用したのはゴッドハンドのアルティメットニッパー5.0)
タッチゲートと言えど、工具を使ってしまえば通常のパーツと変わりありません。
これなら通常のゲート処理同様、安心してヤスリがけでキレイにしてしまえそうですね。
管理人としては工具を使ったパーツの切り出しをおすすめしておきます。

程よいパーツ数の傑作キット…か!?

以上、新ブランド「ENTRY GRADE」(エントリーグレード)の初代ガンダム、ランナー紹介でした。
組み立て、制作過程は別記事で紹介していきますが、多すぎないパーツ数でABS等の扱いにくい素材も含まれておらず、制作に優しいキットになっているのではないでしょうか。
低価格のリニューアルキットとしては約20年前にFG(ファーストグレード)がありましたが、あちらは税抜き\300という低価格ながら旧キット1/144シリーズと同様のパーツ構成、単色の成型色など…きちんと製作するにはそれなりの経験が必要な内容になっていました。
今回のエントリーグレードは多色成型、可動などの現在のガンプラに求められる「組み立てトイ」としての要素を押さえると同時に、タッチゲートで極限まで組み立てのハードルが下げられています。
もちろん、普通の1/144サイズガンプラとして加工や塗装を楽しむこともできますから、モデラーも対象外という訳ではありません。
メーカーのキャッチコピー通り「次世代のファーストガンプラ」…令和のファーストガンプラとして非常に完成度の高い商品なのではないかと感じました。

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(追記)
素組みレビューをUPしました。