投稿者: ふでプラ

水性アクリル系塗料とマジックリン 塗料ビンを再生してスペアボトルを作ろう

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タミヤアクリルと水性ホビーカラー…水性アクリル系塗料の洗浄にはマジックリンが効く

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タミヤのアクリル塗料ミニとGSIクレオスの水性ホビーカラー、いわゆる「水性アクリル系塗料」と言われるこの二つ。
主流の「ラッカー系塗料」に比べて使用者が少ないこともあり、今一つマイナー感を感じてしまう人もいるかもしれません。
しかし、この「水性アクリル系塗料」には、家庭用洗剤のマジックリンで溶かすことができるという大きなメリットがあるのです。
完全乾燥した塗料にも有効、もちろんプラスチックにダメージは与えません
入手は普通のドラッグストアやスーパーなどで可能、しかも安価ときています。
水性アクリル系塗料で塗装をした後は、道具をまとめてマジックリンを吹きかければ後片付けはほぼ終了してしまいます!
これは水性アクリル系塗料が持つ他の塗料に対する大きなアドバンテージですね…!

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使い終わった塗装道具をマジックリンで洗っているところ…
これが本当に便利なんです。
ちなみに、マジックリンにも換気は必要です…
そこは仕方がないですね。

マジックリン活用法…古い塗料ビンを洗ってスペアボトルとして再利用

そんな水性アクリル系使いの必須アイテム「マジックリン」ですが、塗装道具の後片付け以外にも色々と活用ができそうです。

そこで、今回の記事ではタミヤアクリルと水性ホビーカラーの古いビンをマジックリンでキレイに洗浄してスペアボトルとして再利用できるようにしてみました。
塗料が固着したかなり古いビンも出てきましたが、果たしてどうなるか…順に見ていきましょう。

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手持ち塗料の中からスペアボトルとして再利用できそうなビンを探してきました。
中身を使い終わったものや、中の塗料が塗料が固まってしまったものなど…今から塗装に使うのは難しそうなものばかりです。
水性ホビーカラーのビンはメーカー表記がグンゼ産業(GSIクレオスの旧社名)だったり、手前一番右のタミヤアクリルには今は亡きハローマックの購入シールが貼ってあったりして年代を感じさせますね。

ちなみにハローマックって知っていますか?
2000年代頃まで、かなりの店舗数を誇っていたおもちゃ屋のチェーンですよ。
管理人の住んでいた地域では一つの街に一つ…というくらいの店舗数がありましたね。
現在ではあんなに気軽に行けるおもちゃ屋はほとんどなくなってしまいました…

古い塗料ビンはMr.キャップオープナーで開ける

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ハローマックの話はさておき(?)、ここで便利アイテムを紹介します。
GSIクレオス「Mr.キャップオープナー」…これも水性アクリル系使いの必須アイテムと言っていいくらいの素晴らしい一品です。

模型用塗料を保管しているとほぼ必ず遭遇するトラブル「ビンのフタが開かない…!!!」
特に水性アクリル系塗料の場合、開かなくなったフタの固着度合いが非常に強く途方に暮れる…というパターンになりがちです。
この「Mr.キャップオープナー」はテコの力で固着したフタを開けることができる優れもの。
使い方は柔らかい素材の青い滑り止めグリップに塗料ビンを入れ、黄色いプラ製レンチをビンのフタにはめて力をかけるだけ。
プラ製レンチの二つの穴が異なる種類の塗料ビンに適合します。
水性アクリル系塗料の場合、二つの穴がタミヤアクリルと水性ホビーカラーそれぞれに対応していますね。
クレオスにとっては他社製品になりますがタミヤアクリルのビンにも問題なく使えますよ!

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マジックリンで塗料ビンを洗浄していく

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ここから実際に、マジックリンで塗料ビンをキレイに洗っていく様子を見ていきます。
まずはタミヤアクリル、これまた古いビンです。
Mr.キャップオープナーのおかげで苦労せずフタを開けることができましたが、フタをねじ込むスクリューの部分にも塗料が固着してしまっていますね。

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ビンの中身を上から。
中の塗料は完全に固まっています。
こうなると、水性アクリル系塗料は溶剤でも溶かすことができません。
果たしてマジックリンではどうでしょうか…?

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と、いうことで早速マジックリンを投入。
後はブラシで水洗いです。

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洗い作業に使う道具です。
上は真鍮ブラシ、毛先が金属ワイヤーのブラシですね。
これでガシガシとこすります。
下はランナーの切れ端の先端を竹ヤリ状に斜めにカットしたもの。
細かく固着した塗料はこれでこすり落とします。

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いきなりですが洗い終わりです。(洗い中は写真を撮れないので…)
完全乾燥した塗料でしたがマジックリンの力で溶解してキレイにすることができました。
塊状になった塗料もマジックリンが浸透すると表面から柔らかくなるようですね。
(爪でこすると塊ごと「パリッ」とビンから剥がれました。)
それではこの調子ででどんどんいきましょう。

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次は水性ホビーカラーです。
これまた古そうなビンですね…

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中身もほぼ固まっています。
これもキレイになるでしょうか?

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マジックリンを吹きかけるの図。
先ほどのタミヤアクリルと同様に、真鍮ブラシでこすり洗いしていきます。

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キレイになりました!
完全乾燥した水性ホビーカラーも問題なくマジックリンで溶解できますね。
ちなみに、この時代の水性ホビーカラーのラベルは紙質が薄いので洗い作業の時に簡単に剥がれてしまいました。
スペアボトルとして考えたらラベルは無い方が良いので、取れてしまってちょうど良いのかもしれません。

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お次も水性ホビーカラーです。
こいつは少々手ごわそう。
と、いうのも…

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ビンの側面に塗料がこぼれて固まっています。
Mr.キャップオープナーのお陰でフタを外すことはできましたが、これもキレイになるでしょうか?

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ビンの中はこんな感じ。
少し溶剤分が残っていはいるようですが全体的に半硬化状態の塗料がこびりついています。

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再びマジックリンを吹きかけるの図。

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マジックリンの泡を吹きかけただけで塗料が溶け出しているようです。
これは期待できます!

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こちらもキレイになりました。
完全に硬化した塗料の塊はマジックリンをかけて軟化させれば「パキッ」とビンから剥がれてくれます。
このあたりはタミヤアクリルの場合と同じですね。

スペアボトル完成…!

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こうして洗い終わった塗料ビンたち。
水性アクリル系塗料に対するマジックリンの溶解力はかなり強く、完全に乾燥した塗料の塊も表面から軟化させてキレイにすることができました。
乾燥した塗料も溶かして洗うことができるというマジックリンの性質は、用具洗いの際にも心強いですね。
またプラキットの塗装に失敗した場合にはマジックリンに漬けることで塗装を洗い落とすことができるので、塗装のやり直しができる…ということも技法の選択肢として覚えておいても良いかもしれません。

さてさて…今回は廃品の再生でキレイな塗料ビンを作ることができたので大満足です。
スペアボトル自体そう高いものでもないので洗う手間を考えれば新品を買ってきても良いのですが…マジックリンの溶解力を再確認できたのは筆者にとっても意義のあることでした。
とりあえず、水性アクリル系使いはMr.キャップオープナーマジックリン、この二つは持っていて損はないですよ。

※ちなみに、マジックリン使用時は換気が必要なことに加え、保護眼鏡等と手袋の着用が指示されています。
記事中の写真では手袋を付けていませんが、素手では皮膚荒れ等の可能性もあるのでマジックリン使用時には注意をした方が良いですね。

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ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム (ライトパッケージVer.) ランナー紹介

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新ブランド・エントリーグレードから初代ガンダムが登場しました。
ガンダム本体はガンダムベース東京・福岡で先行販売されていたキットと同一のもののようです。
先行販売版から武器(ビームライフル・シールド)を抜いて、ビニール袋のパッケージに変更したものが一般販売分の「ライトパッケージVer.」となるようですね。
”次世代のファーストガンプラ”(←公式のキャッチコピー)の実力や如何に…
店頭で早速入手してきたので、まずこのページではランナーから見ていきましょう。

ENTRY GRADE ガンダム、ランナー紹介

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ランナーは2枚。
全67パーツとのことです。(公式HPより)

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Aランナー。
多色成型で白以外のパーツがここに含まれています。
一枚のランナーが4つに分けられていて、A1からA4までのランナー番号が振られていますね。
インスト(説明書)の素材表記は全てPSで同じになっていますが、関節部に使われるグレーのパーツは柔らかく粘りのある感触になっています。
この柔らかいプラによってポリキャップなしでの関節可動が実現されています。

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Bランナー、白いパーツが含まれます。
Aランナーと同様、一枚のランナーがB1からB4までに区分けされていますね。
Aランナーもそうなのですが、組み立て時にパーツを探しやすいように部位ごとにまとまったランナー配置になっているそうです。
キット自体のパーツ数も多くないので、確かに目的のパーツを迷わず見つけることができそうですね…!

ENTRY GRADE ガンダム、内容物

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ランナーは2枚、あとはインスト(説明書)だけで、シールやポリキャップはありません。
潔いほどシンプルな構成です。

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インストには「ガンダムって何?」というコーナーが(!)
このキットで始めてガンダムというもの自体に触れる人も対象にしているのでしょうね。

タッチゲートについて

このキットの大きな特徴「タッチゲート」、道具を使わずにランナーからパーツを取り外すことができる設計ということですが…
確かにゲートの構造は一般的なプラモデルとは異なっています。

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パーツとランナーの境目が恐ろしく細い…
というか、普通のプラモデルのランナー構成を見慣れた目からするとゲート自体が無いように見えます。
パーツを手で持ってグリグリすると、この超細い境目の部分(タッチゲート)がねじ切れてパーツがランナーから取り外される構造です。

初心者向けに間口を広げるには素晴らしいシステムとは思いますが、工作や塗装をこなすモデラー諸氏にとってはパーツがえぐれないか心配になってしまうものだと思います。
管理人も工具を使わずにパーツをランナーから外すのは抵抗がありましたが、タッチゲートの感触を確かめるべく「敢えて」手だけでもやってみました。
次の写真を見て下さい。

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画像の四角で囲った部分がタッチゲートを「手で」外した部分です。
色の関係で見えづらいかもしれませんが、パーツ側にほんの少しゲート跡が残っています。
これなら表面処理の一環としてヤスリがけをすれば問題ない範囲でしょうか。
とは言え、やりようによってはパーツ側にキズが入りそうで安心できませんね…
そこで、やはりきちんと工具を使ってパーツを切り出してみました。

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上の画像は一般的なプラモデルと同様にニッパーを使って切り出したパーツです。
(使用したのはゴッドハンドのアルティメットニッパー5.0)
タッチゲートと言えど、工具を使ってしまえば通常のパーツと変わりありません。
これなら通常のゲート処理同様、安心してヤスリがけでキレイにしてしまえそうですね。
管理人としては工具を使ったパーツの切り出しをおすすめしておきます。

程よいパーツ数の傑作キット…か!?

以上、新ブランド「ENTRY GRADE」(エントリーグレード)の初代ガンダム、ランナー紹介でした。
組み立て、制作過程は別記事で紹介していきますが、多すぎないパーツ数でABS等の扱いにくい素材も含まれておらず、制作に優しいキットになっているのではないでしょうか。
低価格のリニューアルキットとしては約20年前にFG(ファーストグレード)がありましたが、あちらは税抜き\300という低価格ながら旧キット1/144シリーズと同様のパーツ構成、単色の成型色など…きちんと製作するにはそれなりの経験が必要な内容になっていました。
今回のエントリーグレードは多色成型、可動などの現在のガンプラに求められる「組み立てトイ」としての要素を押さえると同時に、タッチゲートで極限まで組み立てのハードルが下げられています。
もちろん、普通の1/144サイズガンプラとして加工や塗装を楽しむこともできますから、モデラーも対象外という訳ではありません。
メーカーのキャッチコピー通り「次世代のファーストガンプラ」…令和のファーストガンプラとして非常に完成度の高い商品なのではないかと感じました。

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(追記)
素組みレビューをUPしました。